玉虫の居場所

8月に入り、とても暑い日が続いています。
BLUE JOHNの森でも、ミンミンゼミの声がにぎやかに聞こえてきます。
セミの抜け殻が、あちらこちらに・・。こんなところにも・・。
ヤブランの花の上に!


そして、今年も玉虫が育っているようなのです。
正式には、「ヤマトタマムシ」Jewel beetle
まだ、飛んでいる姿を見ていませんが、
草取りをしていると、地面にキラッと光るものが


ありました。草と土をかきわけてみると、ヤマトタマムシ
の堅く美しいはねでした。死んでも、堅い上翅は全く色が変わらずに残っているのです。
埼玉でも本当に貴重な昆虫です。
今年の生存が確認できてとても喜んでいます。


でも、どうしてこの森にヤマトタマムシがいるのでしょうか?
そのヒミツは、この「エノキ」の大木のおかげのようです。
ヤマトタマムシはエノキの木の葉を食べ、幹の中に卵を産み育てるそうです。


誰にとっても、自分が伸び伸びとできる居場所が必要なように、
玉虫にとっても、居心地のよい森なのでしょうか。
大きな「エノキ」も大切に保存できたら、ヤマトタマムシの大切な居場所になるかな!

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