風の香り


数日間、BLUE JOHNの森庭を留守にしていましたが、
その間に、嬉しいことに、花の仲間が増えていました。
春の花 第二弾の仲間たちです。


   あやめ     ミニバラ    うつぎ     レモン


「うつぎ」は久しぶりのお目見えです。
一時期、枝に勢いがなかったのですが、切り戻しをしたところ、見事に復活しました。
すぐ近くの「エゴノキ」にも真っ白な花がたくさん咲いていました。
上を見上げることで、「エゴノキ」の下向きの花に出会えます。


第二弾の花たちが咲きだすと、風に香りがついてきます。
ほのかな、甘い香りが・・・。
その正体を探るのも今の時期の楽しみのひとつです。

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まだ4月・・


 これは、「ほおづき」の今です。

4月に入り、新芽が出始め、今では

花芽が出てきました。

何て、早いつぼみでしょう。

植物愛好家の間では、桜の開花頃から、

「フジの花が咲いていたわ・・。」

「モッコウバラも満開!・・。」

こんな話でにぎわっていました。

きれいに咲きそろう花を見ることは
     

とても 嬉しい事なのですが、        樹木の下のすずらん

この微妙なずれに、不安感が漂います。

もっと、ゆっくりと春の訪れを、楽しみたいものです。

小さなすずらんの花が風にゆれている様子を、ゆっくりと

見ているのは、なかなか風情があります。

  まだ卯月 人も草木も 急ぎ足

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春が来て





たんぽぽ、チューリップ、アネモネなどの赤、黄色の花から

白や紫色に変化してきた、森です。

花と共に、元気な緑色の若葉も急成長!

カシワや白山吹や姫うつぎなど、

緑の葉と白い花とのコントラストはとても似合います。

園芸種と自生種が混じる、この森!

最近はどんな種類があるのか、きちんと

記録してみたいと思っています。

日本植物学の父とも言われている、牧野富太郎博士が

注目されている今ですし・・・。

博士の手描きの植物画にも、

とても心惹かれるこの頃です。

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巡る春

           キランソウ

冬の間、とても地味だった森にも、一斉に花が咲きだし

賑やかな明るい色彩の庭になりました。

一番乗りの水仙をはじめとして、

植えっぱなしのチューリップも、ハナニラもヒヤシンスも・・・

元気な顔を見せてくれています。

その中でも、今年とても増えたのは、「キランソウ」

一か所だけではなくて、あちらこちらに、群生しています。

立派にグランドカバーの役目を果たしてくれています。

こちらで意図して植えた植物ではなくて、いわば「雑草」。

でも今年のように、花をびっしりつけたグランドカバーになっていると

とても、嬉しい気持ちになります。

やはり、毎回思う事ですが、「冬の間の草取り作業」の大切さです。

地道にこつこつと草取りをしながら、きちんと「選んで残す」作業を経て

今年の春が巡ってきました!

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ひこばえの桜


桜には、青空が似合います。

ここ3日間は、うららかな春の陽気に恵まれて、

桜の花を十分に、楽しむことができました。



BLUE JOHNの森には、2本の山桜がありました。

一本は切り倒される寸前に、ストップがかかり延命され、

今年も、薄い色合いの桜が咲きました。

もう一本は、古木のため、やむなく切り倒されましたが、

脇のところから小さな芽が出て、すくすくと育っています。

その桜がこの写真。すでに160センチ位でしょうか。


まだ細い枝ながらも、葉がたくさんつくようになりました。

もしかすると、来年あたり、花がつくのかもしれない・・と

淡い期待を寄せているところです。

ひこばえ桜!がんばれ!

斜めに伸びている枝が心配ですが、この山桜の個性と思い、成長を応援します。

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すみっこスミレ


 冬の間に、小さな芽を出していたスミレ。


小さな芽は、草刈り鎌の先に引っ掛かり、こそげとられていたかもしれないのですが、

その危機を乗り越えたスミレは、沢山の花をつけ始めました。

一つひとつは薄い色で、小さな花ですが、

密集していると、遠くからでも紫色がはっきりとわかり、

森庭が可愛い雰囲気に包まれます。

スミレは、石と石のどんな小さな隙間でも育ちます。

すみっこでも、しっかりと芽を出すのは、「アリ」のおかげだそうです。

「アリ」は「スミレの種子の周りのエライオソーム」という物質が大好物。

周囲を食べた後の中の硬い種子は、ごみとして捨てているのだそうです。

アリの巣から、ごみとして運ばれるスミレの種子。

そのお陰で、石の間や小さなすみっこでも芽を出すという仕組みなのです。

一度はアリに食べられながらも、めげずに、自分の役割を果たそうとする。

この可愛いスミレからは、そんな逞しさはわかりませんでした。

もしかすると人間も、はかなげで弱々しくみえても

案外と芯に、逞しさを秘めているのかもしれません。

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よもぎ話

南の陽当たり一等地に、

ヨモギの新芽がたくさん出てきました。

白くふわふわとした、新芽を見ているうちに、

「ヨモギは 食べられる!」

思いたったら、すぐに実行です。

上新粉と白玉粉を用意して、ヨモギ餅ができました。

  やわらかい出来立ては小豆をかけていただき、


  翌日の朝は、焼き目をつけて海苔を巻いてみました。

  こんがりとした焼き目もついて、二つめの味わいを楽しみました。

ヨモギの効能を調べてみると実に万能。

「身体を温め血行をよくし、

・・・利尿作用もあり、 ビタミンKが豊富・・・

沖縄では風邪のときはヨモギをいれた雑炊を食べる・・・とか」

こんなに万能な薬草とは思ってなく、草餅の緑の素!程度の認識でした。

この効能を気軽に取り入れるには、どうしたらよいかと考えた結果は・・!

            「ヨモギ茶」

            苦味もなく、

            薬草らしい香りに包まれて・・・。

            しばらく続けてみましょう。

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黄色の花たち


萌黄色の次は、やさしい黄色の花の出番です。
 





  ミツマタ     リュウキンカ         スイセン

森の庭もようやく、最近の暖かさに導かれるように

黄色の花たちが、咲きだしました。

森の緑の中に、アクセントとなる黄色の花が目立ち、

本当の春がやってきたことを実感します。

今年のトレンドカラーの一つは、「マーガリンイエロー」とか?!

あまり聞いたことのないネーミングですが、

マーガリンのように、ふわっとした淡いイエローのようです。

日本の伝統色でいえば、淡黄蘗(うすきはだ色)と同じでしょうか。

明るさの中に、優しい雰囲気が漂います。

2023年の新しい春!

明るく 優しい春を迎えたい気持ちでいっぱいです。

先ずは、マスクを外して、戸外での深呼吸からでしょうか!

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萌黄色



萌黄色は、「春に萌え出る若葉のような冴えた黄緑色」のこと。

草も木も新芽が元気に出てくるこの時期、

若草色とも表現できるのですが、萌黄色という日本らしいこの言葉も

とても自然な感じです。

萌黄色・・・とつぶやきながら、森の庭を歩くと様々な萌黄色の植物に出会います。


ノイバラの新芽も沢山出てきました。

そして、日毎に新芽の部分が育っている
カタクリの芽はうさぎの耳のような形で。

平安時代から使われているという「萌黄色」

新芽の色であり、若さを象徴する色でもあるのでしょう。

装いの中に、この時期ならではの萌黄色を加えると、なんだか元気も

出てきそうです。

東京マラソンが先日開かれました。

4年ぶりに4万人近いランナーが出場したのだそうです。

ようやく、日常が戻ってくるような嬉しい気持ちです。

色からも、戻ってきた出来事からも、元気をいただくことにしましょうか!

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森のお雛様

今週の金曜日は3月3日 桃の節句!

毎年、お雛様と巡り合うこの時期は、好きな季節の一つです。

小さくて、かわいいお雛様のコレクションをしていますが、

今年は、和紙の折り紙の「小笠原雛」を仲間入り!

お正月のかまぼこ板を使って台にしてみると、サイズもぴったりでした。

今日は朝から、天気も良いので、外に出して記念撮影。

風が出ないことを祈って少しの間、外に飾ります。

最近は男女での区別をしないことが定番になっていますので、

3月3日の「女の子の成長を願う行事」という言われ方も

変化してくるのかもしれません。

それでも、一年に数週間だけ飾られる雛人形たち。

どんなに大好きでも、3日を過ぎたら、来年までは箱の中。

一年経ち、また嬉しい気持ちでお雛さまとの再会です。

古くから、こうした約束事を守りながら続いてきた行事ですが、

この習慣の中に、日本人らしい奥ゆかしさが育まれてきたのかもしれません。

けじめをつけ・・待つ喜びをもち・・美しいものを愛でる・・。

守りたい行事のひとつです。

お雛様は、こどもの心にファンタジーを育てることも!

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