熊手のSDGs


大きな木の根元から、ブラックベリーの枝が伸びてきました。

昨年は花をつけなかったのですが、
今年は小さな白い花が咲き始めました。

ブラックベリーの枝を「あんどん仕立て」のようにしてみたいな・・と
考えていたところ、思いがけない事が起こりました。
一番大きな竹製の熊手を使って、常緑樹の落ち葉を集めていたときです。
そんなに、力を入れたつもりはないのですが、熊手の歯がぱらぱらと
こわれてしまいました!

止めてある針金がゆるんだようです。針金は柔らかいタイプなので、簡単に動かせます。

「自分で直せる・・?!」「熊手は金属製もある・・!」
しばし考えて、ブラックベリーの為に役立てることを思いつきました。

熊手の歯を二本、向かい合わせにして
地面に埋め込んでみました。そこに、
伸びている枝を誘引し、止めてみると、
枝の支えとして役立つようです。
この後、もしかすると「あんどん仕立て」にできるかもしれません。

さらに、このブラックベリー!
よく見ていると、枝の下の方に何やら、白い泡がありました。
それは、カマキリの卵と思い込んでいましたが、どうも違うようです。
何でしょう・・?この続きは次回に!

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風の通り道

今週は、穏やかな晴天に恵まれた一週間でした。

BLUE JOHNの森庭で作業していると、すっーと気持ちのよい南風が抜けていきます。



以前、この場所の名前を考えていたときに、

「風の通り道・・・というのはどう?」と提案されたことを思い出しました。

風の通り道・・・その通りなのです。

やさしい風を受けながら、

せっせと小さな雑草と、篠竹(しのったけ!と発音)を根気よく抜くことが今の定番作業。

なかなか地味な作業ですが、篠竹が以前よりも柔らかくなってきています。

早いうちならば、鎌いらず。

手で、ぐいっとつまむだけでも抜けるのでとても楽になりました。

無心になって没頭しながらも、顔をあげると、

「シラーカンパニュラータ」や「スノーフレーク」の花が目に留まります。

どちらも「どうして、ここに生えているのか、ふしぎ・・・。」

多分、ご近所さんから風にのってやってきたのでしょう。

メアリーポピンズは寒い日に冷たい東風にのって、
やってきました。

子ども達にとって大切な人となったのですが、

明るくて、さわやかな西風の吹いた春の日に、
行ってしまったのです。

・・・たんぽぽの綿毛のようなメアリーポピンズ・・・

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いつでも どこでも!

 暑い日が多くなりました。

今は、草取りに追われる日々ですが、
きれいに咲きだしている花たちを見ると、とてもほっとします。
森ですから、ノイバラ中心ですが、園芸種のバラも少し咲いています。
白いミニバラやピンク色のアイスバーグ、ダイヤモンド ジュビリーなど・・・。
バラは大輪の花はもちろん見事です。
小さいミニバラの花も、つぼみも魅力いっぱいです。

 

 

 

 

ヤブランの隣のミニバラ
白いミニバラがたくさんの花をつけました。(スペイン製ガラスのラベンブルーに入れて室内に)

先日いただいた、赤白のバラは、こんなドライフラワーになりました。 
ドライフラワーにすると、
バラを二回楽しめる気持ちになります。
真っ白だった花が、上品なバニラ色に!

 

(オランダ製鉢 ブラウンボウルS)
バラだけでなく、花の美しさを楽しめるものを、
もう少し増やしていきたい、と思っているところです。
花は、いつでも、どこでも、私達の心を和ませてくれますね。

森はそろそろヤブランの季節です。
瑞々しい新芽が元気に出てきています。

 

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いちごは5月


甘くてかわいい「いちご」はみんなの人気者!
BLUE JOHNの森にも「いちごの仲間」がいろいろ出てきます。

クサイチゴ         ナワシロイチゴ       ヤブヘビイチゴ



クサイチゴは、4月に入ると真っ白な大きな花が咲いてきます。
バラ科小低木ですが、とても小さいのでこの名前がついたそうです。

真っ白な花の群生はとてもきれいです。

ナワシロイチゴは、茎が地面をはい、どこまでも進んでいくように伸びていきます。

薄いピンクの花は、うつむき加減に半分くらい開きます。

そんなに、遠慮しなくてもいいよ!・・と声をかけてやりたいような開き方です。

ヤブヘビイチゴは、ヘビイチゴと比べて、葉も花も大きいのです。

ランナーも一人前に伸びてくるので、その健気さに応えて
今年は「ヤブヘビイチゴコーナー」を作ってみました。

丸まるとしていて立派な実は、「食べられそう!」と感じます。

でもハンドブックに「食用には向かない。」との記述を読んでからは、あきらめました。

今や、イチゴは一年中みられる果物ですが、自然界のいちごを見ていると

「イチゴは5月」と感じます。その季節らしい旬を感じること!大切にしたいですね。

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野ばら咲く道


♪野ばら咲いてる 山路を

二人で歩いてた

夏の太陽 輝いて

二つの影 うつしてた・・♪

 

森庭にノイバラがたくさん咲き始めました! 

これは、「野ばら咲く道」という40年前のフォークソングです。

 今では歌舞伎界の大御所が、フォークソング全盛時代に作詞作曲した歌です。 

当時、「野ばら」が「ノイバラ」と同じであるとか、
「ノイバラ」は「夏の山路に咲いている」という認識もなく、
ただ、「いい歌だなぁ~!いい声だなぁ~」という思いだけでした。

 


でも、巡りめぐって、BLUE JOHNの森庭でようやく、
たくさんのノイバラと出会うことができるようになりました。
とてもたくましくて、あちらこちらから芽を出します。
すべて残すわけにはいきませんが、山路に咲いている風情を大切にしています。 

ノイバラ、アカツメクサ
ブットレア
(スペインガラスのワッフルブルーに)

 

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SHOP BLUE JOHN

スペイン製リサイクルガラス・・・オランダ製陶器・・・
ドイツのクリスマスオーナメント・・・などなど、
BLUE JOHNの妖精たちが世界を巡り、選び抜いた品々のSHOPがようやくオープンいたしました。

オープンを記念して、バラのプレゼントが!
容器は、スペイン製の白磁を選びました。
真っ白な色に浮き出しの模様があり、とても美しい花びんです。
(スペイン製陶器 ホワイトB 高さ27㎝)

そして、BLUE JOHNの森庭では、新緑のもみじが枝いっぱいに広がってきました。
伸びすぎては、困るので、枝を短く剪定しています。

その枝を、ばさっとダイナミックに入れて飾りました。

容器は、バケツ!ガルバナイズの美しいバケツです。
とても大きくて、外に出して飾るのに重宝しています。

世界中からやって来た、SHOP BLUE JOHNの品々。
珍しいビンテージ品がたくさん揃っています。どうぞ、ご覧ください。

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ノビル  山椒  茶
たんぽぽ
タラのめ
レモンバーム



草花も樹木も、いっきに成長の時期に入りました!
それぞれの成長を、楽しみながらも、「これはいい香り!食べられる!」
などと考えながら、草取り作業をしていたので、
今日は、摘み草をしてみました。
BLUE JOHNの森庭にも、「食べられる野草」の仲間が見られます。
かつては、里山の一部でしたから、その名残りなのでしょう。



ノビルは、丸まると大きく成長しています。
たんぽぽは、柔らかな出たての葉を選んで収穫します。
ちょっとした、苦みが「春のサラダ」にぴったりです。



レモンバームとお茶は生葉のまま混ぜて、お茶に。
生の葉に熱湯を注ぐと、じわっとフレッシュな香りが漂いました。
ハーブティーの香りとすっきりとした味をゆっくりと味わいました。
こんな時は、今まででしたら、どなたかをお誘いしたのに・・・、
今日は、自分ひとりです。
ひとり時間も楽しめばよいのですね。たんぽぽがその場を明るくしてくれました・・・。

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似たものどうし

 

 

 

 

 

ナルコユリ            ホウチャクソウ

ナルコユリは数年前に植えました。日陰でもよく育つ多年草です。
山野草でありながら、愛らしい雰囲気があり、とても大好きな植物です。
毎年、春になると元気に芽を出し、小さな白い花を咲かせてくれます。
今年も順調に芽出しの時期を迎えたのですが、
驚いたのは、その広がり!
今までになく自分たちのエリアを超えて、ぐんぐんと広がっていきました。
あまりの勢いに、小径の幅を変えたほどです。(普通は、株を減らすのでしょうが・・)

そして、もう一つの驚きがありました。
ナルコユリの近くから出てきた「ホウチャクソウ」です。
樹木下の落ち葉をかき出していたときに、発見したのですが、
「ナルコユリに似ているけれど、ちょっと違う!何だろう・・。」
早速、調べたところ、「ホウチャクソウ」とわかりました。
ホウチャクソウの花の方が少し大きいのですが、
形はナルコユリととてもよく似ています。
ホウチャクソウが、自分の仲間と思い、出現したのでしょうか・・。

「似たものどうしは、ひかれあって仲良し!」なのか、
「似たものどうしでは、ぶつかってもめる!」のか。
どうでしょう・・・。これから、しっかりと見守りたいと思います。

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花盛り花盛り


 

 

 

クリスマスローズ        ヤマブキ ヒヤシンス
すいせん            赤 白のチューリップ
うすピンクのチューリップ    ムスカリ ハナニラ

今年のBLUEJOHNの森庭は、とってもカラフルな色彩になりました!
昨年の秋は、水仙の球根などをゆっくりと植える時間ができ、
いつになく「園芸!本気モード」のスイッチが入りました。
こちらの本気に花たちも応えてくれるのでしょうか。
様々な種類の花が咲きだしました。

森庭にチューリップは「どうかな?」と思うのですが、
早春の芽出しの喜びから、長いつぼみの期間を経て、花が咲くまで
春の到来をじっくりと味わう花の仲間なので、欠かせません。

クリスマスローズも益々、花の数が増えました。
樹木の下、午後に少し日光があたる完全な半日陰の場所ですが、
これが、ドンピシャの適材適所の場所だったのでしょうか・・・!
うつむきながらも、とても個性的なクリスマスローズです。

 

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うらしまたろう!


心のやさしい、うらしまたろうは、子ども達にいじめられていた
五色のカメを助けてやりました。
次の日も、うらしまたろうは海に出て、つり糸を垂らすのですが・・・

さぁ、このつり糸!

うらしまたろうのつり糸が、どんな太さで、どんな形状のものかわかりませんが、この昔話を基に、名前をつけられた野草が「ウラシマソウ」です。



 

紫色の花のように見えるのは、花ではなく大型の苞(ほう)。仏炎苞と言います。

その仏炎苞から伸びている付属体の糸のようなものが、つり糸のように見えるかな?!

おそらく、BLUEJOHNの森庭が、まだ里山だった頃から

生えてきていると思うのですが、

春になると、毎年、同じ場所に出現する不思議な野草です。

ことしは、昨年よりも「つり糸」の部分がぐんと伸びているように思います。

長さを測ってみたいのですが、毒草なので、ぐっと我慢しています。

(推定では40センチ以上だと思います。)

美しいとは言い難い、不気味な姿の野草ですが、

姿を見ることができると、「あ、よかった!」

・・・今年も無事に会えたような 妙な親近感と安心感をもつのです。

妙なものですね。

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