たんぽぽ野原

BLUEJOHNの森の近くに「谷田の泉」という湧き水があります。
縄文時代から枯れることなくこんこんと湧き出ているといわれ、


市の自然保護公園の名の通り、とても貴重な自然の宝庫です。


泉のすぐ近くに一軒のおうちがあったのですが、


昔はその泉の水を、生活用水として利用していたそうです。

 

たんぽぽ野原        つくしもひょっこりと!

そのおうちの真下に広がっているのは、


一面の「たんぽぽ野原」です。


まだ、たんぽぽの茎は立ち上がらず、全盛期ではありませんが、


自然なままの原っぱを楽しめる場所になっています。


湧き水から流れる水は、幅70センチほどの小川になって、


クレソンやノビルなどの野草もいろいろと出てきます。


初めて、この場所を見たときは、夢見心地でした。


今でもこうした場所があることに驚かされます。


暖かな風と共に、たんぽぽの黄色い花やつくしを見ているだけで、


気持ちが静かに落ち着いてくるのがわかります。


今は桜の名所がにぎわっていますが、


こんなに美しく静かな場所は奇跡のようです。


BLUEJOHNの森も、「谷田の泉」のようでありたいと思います。

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リボベジ

リボベジって・・・何の意味だろうと思いましたら
リボーン(再生)ベジタブル(野菜)の略語だそうです。
リボベジの言葉は初めて聞きましたが、水に浸けての再生は、よく楽しんでいます。

今の時期になると「のらぼう菜」「サニーレタス」などの春野菜をいただきます。

先日は、「名残りのほうれん草」(生産者曰く)などと、

しゃれた名前になった野菜をいただきました。

新鮮な「のらぼう菜」は花びんに入れておくと、花が咲いてきます。

全部は食べてしまわず、一部を残して楽しんできました。

これも、リボベジの一つだったのですね。


今回、いただいた「のらぼう菜」!

とても茎が太く、元気いっぱいです。

 花びんに入れて、水を取り替えていたら、黄色い花の色が
ちょっぴり見えてきました。

(BLUEJOHNの森の落ち葉もお役にたっているようです。)


左から にんじん チンゲン菜 のらぼう菜

 

リボベジで育った、野菜の葉の部分は、ちょっとした料理のあしらいにも使えます。

にんじんの優しい葉は、見ているだけでも愛らしいのですが、写真のにんじんは根も生えてきました。

土に植えたら、どうなるのでしょう!

こうした楽しみ方も、SDGs的生活の一つなのでしょうか。

 

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斑入りアオキ

ぐんぐんと気温が上昇してきました。
今年は、特に暖かくなる気温が高いような気がします。
森の自生の樹木も、のびのびと成長!成長は嬉しいことなのですが・・・、
あまりにも枝を伸ばされて、小径が通りにくくなったり、高くなったりしても困ります。

そこで、今回、軽い剪定をしてみました。
山椒(とげがあり痛い!大きくしては大変です。)
クスノキ(大木になる樹木ならではの勢い!上にも横にも伸びていきます。)
斑入りアオキ(自生ですが、とてもきれいな斑入りの葉です。)


この三種類の剪定は、「素人臨時の 植木屋さん」であり、
守り人の独断です。

どの枝を切るのが良いのか、よくわからないままでしたが・・・
何とか、「いい塩梅だ!」と納得して作業を終えました。
でもこの後なのです。
実に活き活きとしている枝をすぐに捨てるにしのびなく、どうしようと思案の時。
そう! 飾ることに決定しました。


手前に斑入りのアオキ
後ろは、クスノキトネリコの枝を添えて!
(容器はバケツで、ワイルドに)

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春の気配

3月に入りました。

日没の時刻も伸び、太陽の光にも少しずつ、春の強さを感じます。

森も春の気配が濃厚に漂ってきました。

 

 

 

 

 

 


ムラサキハナナ     昨秋植えたチューリップの新芽

 

ムラサキハナナは森作りの始まりから一緒に年月を重ねてきました。

本当にありがたいことに、たった一度種まきをしただけなのですが、

毎年、毎年、芽を出し仲間を増やしてくれています。

今では、風に乗って運ばれた種たちから、あちらこちらに花が咲いています。

 

「はなのみち」(岡信子作)というお話をふと、思い出しました。

   くまさんが ふくろを みつけました。

   なんだろう・・・と りすさんのところを訪ねます。

   ところが、

   「しまった 穴があいていた。」ふくろの中はからっぽです。

   あたたかい風が吹き始めると、長い長い 花の一本みちができました。

 

1年生の教科書にのっている短いお話ですが、大好きなお話のひとつです。

今年は、BLUEJOHNの森庭も、花の種まきをしようと思います。

どんな花なら、森庭に似合うでしょうか。

 

こうして、また新しい春がやってきたことにしみじみと感謝して・・・。

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赤い新芽!

このところ、愛用のミニ熊手を使って、乾燥した落ち葉をそーっと、ざくざく・・と気をつけながら かき出しています。
最初は慎重にそーっと!(柔らかく小さなスミレだったりするので・・。)
ざくざくの後には、何が隠れていたのか、とても楽しみな瞬間です。
そして、今日の発見は、赤いふさふさのついた新芽です。

 

 

白い茎が伸びて、その先に何やら赤いひらひらしたものが見えます。

 一瞬、何だろう?と驚きましたが、 

これは、「フユイチゴ」の新芽でした。

 

森には、「クサイチゴ」「ナワシロイチゴ」などが自生していますが、
「フユイチゴ」もこの冬に赤い実もつけ、元気に育っていました。
でも早春に、赤い新芽を出しているのを見るのは、初めてです。
新芽は緑!との思い込みは、だめですね。

 

愛用のミニ熊手には、12.11.20とマジックペンで数字が記入されています。
最初の購入者は、今は亡き母。

12は平成12年の意味でしょう・・・となると、今から20年前の熊手なのか・・・!
20年も使っていることに、また驚きました。

もう少し修理しながら使うつもりですが、「ハンドミニ熊手」なる便利なものが手に入りました。 

2021.と記入です!

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リュウキンカかヒメリュウキンカなのか?

2月13日深夜の地震は、埼玉でも揺れが長く続きました。

その後の被害の状況や、北国の暴風雪のニュースを見ては

心穏やかではない日々が続きました。

 

そんな中、晴天の森にいると落ち着いた心を取り戻す気がします。




飯能ムーミンバレーパークの近くの里山に、ロウバイ園があります。

びっしりと「黄色い花」が咲いていました。

あまりにも、見事な群生で忘れられない記憶となっています。

そのときの「黄色い花」がこれなのです。

縁あって、近所の方から一株をもらい受け、森に植え付けてみました。

昨年も花が咲き、今年は更にしっかりした苗に成長して、隣にはもう一株増えています。

 

この「黄色い花」の名前!「リュウキンカ」と思っていたのですが、

今回、もう一度調べてみました。

どちらもよく似ているのですが、開花の時期や花びらの枚数などから

「ヒメリュウキンカ」と判明しました。

リュウキンカは、日本の水辺や湿地に5月頃開花。

ヒメリュウキンカは、イギリスなどの林や野原に3月頃に開花。

そして繁殖力もたくましい「帰化植物」ということがわかりました。

「帰化植物」・・少し危険な響きを感じますが、BLUEJOHNの森ではゆっくりと成長中のようですから、もうしばらくは自然の成り行きを見守っていこうと思います。

「リュウキンカ」か「ヒメリュウキンカ」なのか! 難しい判別でした。

 

「姫立金花」の花ことばは「会える喜び」だそうです。

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残っていた落ち葉は、しょりしょりと音をたてて
くずれるほどに乾燥してきました。
そんな落ち葉をつんと突き破り、芽を出しているのは、スイセンです。
昨秋に、初めて植えた球根なので芽だしを確認できて一安心。

南の陽だまりの中では、チェリーセージが勢いよく伸びて、そのままになっていました。
もっと早くに、枝の剪定をしなくてはいけなかったのです・・。
今日は、ばさばさとハサミを入れました。
調子にのってハサミを入れていくうちに、ふぅーん!
ちょっと甘く、でも清涼感のある良い香りがしてきます。(マスクあり!)
枯れたような枝でも、切り口から甘い香りを漂わせてくれる、チェリーセージ。
いつも赤い花を楽しんでいるのですが、改めて香りの良さも再確認です。

切り落とした枝は、すぐに捨てることができない気分!そこで、

大きな コンテナの中に ばさっと投げ入れて
楽しむことにしました。

さらに、ブラックベリーの剪定した蔓とチェリーセージをくるくると丸くして
リースにして飾りました。


ちょっと楽しい、早春の野あそび時間。

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関東のからっ風

埼玉は関東地方の真ん中。冬の間、山からの冷たい北風にさらされます。

今年は特に雨が少なくて、北風と共に畑の土ぼこりの日々でした。

でも先日、ようやくまとまった雨が降りました。

久しぶりの雨のおかげで、澄んだ青空。



自生の榊


森の中も、汚れが洗い流されたように、ぴかぴかになりました。

不思議なもので、いつも見ている風景とは、違うものに見えてきます。

冷たい北風と言えば、イソップの寓話「北風と太陽」を思い出します。

北風もときには、必要なのでしょうが、いつも北風ばかりでは大変!つらいです。

人にも、優しい太陽の温もりが必要です。



今は、みんながCOVID-19という北風にさらされています。


何とか、暖かな太陽になるものをみつけたいものです。


優しい言葉・・・ひなたぼっこ・・・?!なにが いいのでしょう。


森の近くから見える富士山は、真っ白な雪におおわれています。

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こぼれ種から!

まだかなぁ・・まだかなぁ・・!
もうすぐ・・・と待っていた「クリスマスローズ」の花が咲き始めました。



常緑樹の下、木漏れ日をうけて立ち上がった
真っ白な「クリスマスローズ」の花


森の中で育っている「クリスマスローズ」
元はコンテナで寄せ植えにされていたものでした。
かなり大きな株になったので、森の陽だまりの場所を選び地植えにしてみました。
それから、5年・・・。
今では、花から飛び出した種「こぼれ種」のおかげで、少しずつ株が増えてきました。



今年、初めて出てきた新株 

 

今までは、「こぼれ種」からの成長を、楽しみに待っていただけなのですが、

今年はもう少し、積極的に関わってみます!

種を何とかタイミングよく採取できたら、秋口に種をまいてみようと思います。

 

クリスマスローズの花は、うつむき加減で、どちらかというと地味。

でも、強い寒さに負けず、落ち葉の下でじっくりと成長し、

冬に花を咲かせてくれる健気さに、「ありがとう!」の気持ちいっぱいです。

 

森の中も少しずつ、早春の気配が見え始めました。

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関東のからっ風

埼玉は関東地方の真ん中。冬の間、山からの冷たい北風にさらされます。
今年は特に雨が少なくて、北風と共に畑の土ぼこりの日々でした。

でも先日、ようやくまとまった雨が降りました。

久しぶりの雨のおかげで、澄んだ青空。

 

 

 

 

 


自生の榊

森の中も、汚れが洗い流されたように、ぴかぴかになりました。

不思議なもので、いつも見ている風景とは、違うものに見えてきます。

冷たい北風と言えば、イソップの寓話「北風と太陽」を思い出します。

北風もときには、必要なのでしょうが、いつも北風ばかりでは大変!つらいです。

人にも、優しい太陽の温もりが必要です。

今は、みんながCOVID-19という北風にさらされています。

何とか、暖かな太陽になるものをみつけたいものです。

優しい言葉・・・ひなたぼっこ・・・?!なにが いいのでしょう。

森の近くから見える富士山は、真っ白な雪におおわれています。

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